ハンドル

今、2ストと向き合う必要性

排ガス規制でとっくに生産中止になっている2サイクルエンジンバイク(通称2スト)であるが、この魅力は一体何なのだろうか。それは何と言っても「シャープな吹け上がり」「圧倒的なパワー」「一気に高回転まで回るエンジン」に尽きる。その2ストエンジンは現代の若者も魅了するポテンシャルを秘めている。自動二輪免許は16歳から取得可能であり、免許取立ての高校生が70年代・80年代のバイクをわざわざ探し、言わば「自分の先輩に乗る」といったら変だが、そこまでさせてしまうくらいだ。2ストの魅力は乗った者・所有したものしか分からない。「不規則なアイドリング」「排ガスと同時に吐き出されるオイルの匂い」「独特のピックアップ」これらは絶対4サイクルエンジン(通称4スト)では出せない味だ。一回このフィーリングを味わってしまえば、生涯に渡り己を魅了し続けるだろう。しかも、2ストの魅力は50cc以下のミニバイク(原付)でも十二分に堪能出来るところも凄い。更にはスクーターでも堪能出来る。今日、街を走る2ストバイクは殆ど見かけなくなった。それは完全に4ストにシフトした時代の流れと共に、2ストは「うるさい」「燃費が悪い」「アフターパーツが減ってきた」などと言われ、肩身が狭い思いをすることが多くなってきているからだ。現在2ストバイクを所有しているライダーがいれば、これからもずっと大切にすべきだろう。こんな貴重なマシンは絶対に絶滅させてはならない。